2011年12月30日金曜日

LIFE HACKS スクール開講のご案内

LIFE HACKS iLessons

ライフハックスクール のご案内
ソーシャルメディア&ライフスキルをコーチングするスクールです


時代の移り変わりと共に必要とされるスキルが超高速でどんどん変化しています。

弊社ではそれらスキルを「ライフハック」として、まとめて再構築、どなたにもにでも分かりやすいSNSスキルのコーチングが気軽にご利用いただけるコンビニエンスストアと解釈していただくと分かりやすいと思います。

FacebookやGoogle+、SNS連動型ブログなど、ソーシャルメディアをもっと活用していきたい方、ライフスキルを身に着けて幸福な成功を実現したい方に向けて、「ソーシャルメディア・スキル」と、人生のメンタル面をパワーアップする「ライフスキル」をサポートする「ライフハックスクール」を開講しました!

ライフハックスクールには、2つのスタイルがあります。
ひとつは集合してのスクールスタイル(公開セミナー)。
もうひとつはマンツーマンの個別レッスン(出張レッスン)です。
その方の状況やレベルに合わせて、今一番学びたいテーマについて、お好みをスタイルをお選びください。

公開セミナーは定期的に実施しています。(サイトをご確認ください)

テーマはざっとこんな感じです。・・・・・・・・

<ライフハック>
基本10選
スマートフォーンの基本操作(シルバー世代向け)
iPadの操作
パソコンの操作(シルバー世代向け)
マイクロソフト・オフィスの基本操作
アドビ・イラストレータの基本操作
アドビ・PHOTO SHOPの操作
iPhoneアプリの操作
富士通ブックスキャンの設定、操作

<ウェブ作成スキル>
WordPressの設定、運用
バナー制作スキル
簡易動画編集スキル
イラスト作成スキル
画像加工スキル
商品情報入力スキル
ウェブ制作スタッフのマネジメントスキル育成

<ウェブ作成>
バナー制作
簡易動画編集
ECサイト英語・中国語翻訳
イラスト作成サービス
画像加工
価格調査サービス
商品情報入力サービス
WordPressサイト構築サービス
各種ブログ構築サービス
Facebook作成サービス

<Facebook>
プロフィールやプライバシー設定
友達申請
記事、写真、リンク、動画の投稿
ノートの活用
Facebookコミュニケーション(いいね!、コメント、シェア)
Facebookページの作成
Facebookページの運営
イベント機能の活用
グループ機能の活用
Facebook広告
Twitterとの連動
アプリ登録
ソーシャルプラグイン
Facebookを活用した集客戦略 など

<Google+>
プロフィール設定
記事、写真、リンク、動画の投稿
サークルの活用
Google+コミュニケーション(+1、コメント、返信)
Sparks
フォロワー戦略
Facebookとの連携と使い分け など

<ソーシャルメディア連動型ブログ>
レンタルサーバ契約
オリジナルドメイン取得
WordPressインストール
Facebookソーシャルプラグイン(いいね!、コメント)設
Google+ソーシャルプラグイン(+1ボタン)設定
アクセス解析(GoogleAnalytics等)設定
OGP(OpenGraphProtocol)設定 など

<ライフスキル>
「健康で幸福な生活の欠かせないスキル」と世界保健機構が提唱するライフスキルをベースにメンタル面の強化といまとこれからのビジネススキルの基本を身につけます。

感情コントロールスキルの取得
目標設定スキルの取得
コミュニケーションスキルの取得
セルフマネジメントスキルの取得
マネジャースキルの取得
ダイエットスキルの取得
楽しく暮らす認知症ファミリーのサポート

<起業サポート>
登記簿申請サポート
税理士マッチング
オフィス環境構築サポート

その他、「このようなことで悩んでいるんですけど・・・」などのご相談に応じます。

あなたのライフハックを一緒に育てていきましょう!

【受付担当】
河合(LSBPJP)

【スクール場所】
全国主要都市 (WiFi環境有り)
サイト、メールマガジンにて詳細ご案内

【出張場所】
出張サポートはスターバックス、タリーズなど主に一目のある場所を使用します。
【時間】
平日 10:00〜20:00(出張サポートは土日も可)
ご希望の日程をご連絡いただき、日程調整させていただきます。



【コーチ募集中】






2011年11月17日木曜日

幸福生産性

震災支援、国王の追放、ニューヨークのデモ・・・・いま世界の流通市場を理解する最大のキーは、地球、宇宙、それに気が付いたパーソナルな個人たち。

個人そのものを主人公に、すべてがつながっていることを意識し、気軽な絆で再編する世界。パーソナル・パラダイムが大いなる新しい未来を形成する中心になるつつある。

初めて、個人が主人公になる時代のはじまりだ、社会・自然・地球というものを生かし合う関係の中で昨日と違う明日を創造していく時代。この時代の中で、我々は新しい視点に立ってビジネスに積極的に取り組まないといけない。

なぜなら個人を主人公にするよることに視点を変えたビジネスこそ、人を幸福にする方法だからだ。それはお客さま第一主義ではない、働く個人も含まれている>個人が主人公のビジネスだ。本来は行政、国にまで及ぶものであるべきだが、こっち方はもうあてにはできない。

「お客様を大事にしよう」という掛け声は、何回も繰り返され、多くの企業の社是になり、営業指針になり感動サービスが登場したが、その陰で個人が不幸を背負い、買い手はマニュアル化されたそのようなものしか手に入れられなかったのはなぜか?
そこに「個人」は疎外されていたからだ。本当は、買い手も働き手「個人が幸福」でなければならない。

個人が幸福であれば、その幸福はチーム力になる。チーム力がチームワークに他ならない。そのつながりは絆と言い換えることができる。この個人を支援するために再編されていくキーが「幸福生産性」の追求だ。Beプロジェクトと名づけたそれは、何をするかではなく、どうあるべきかを追求する。

人としてどうありうべきかは、働き方としてどうあるべきか、売り方としてどうあるべきか、買い方としてどうあるべきかと問い直し、もっとも幸福であるためにどうあるべきかで作り直す。すべての判断基準が「どうあるべきか?」しかない。「それは幸福な人の姿なのか?」で問い直し価値を創造する。「個人の幸福」を最大の軸にした働き方の見直しであり、Beプロジェクトとは、そこをどう支援していくかというチャレンジであり、技術化、システム化である。夢のような話だが、夢であり、夢で終わらせてはいけない話だ。

2011年10月28日金曜日

決定的な違いは<BE(存在のあり方)>で生まれている。

サービス状況を覆面で調査していると、ある業界では年々レベルが低下している。これはコストカットの結果であることは明白だが、やり方では低下させることなく、逆に向上させることができます。

なによりその前に、同じ商品・サービスを取り扱っていても、利用する人の感じ方が違ってしまうのはどうしてでしょうか?人間力の違いで片づけてしまうのは簡単にしても、それで解決されるわけではありません。

「感じ方」は買い手、売り手にとって、実は一番大きな共通のテーマではないでしょうか。人の行動のすべては感情を満たすことに向けられているからです。すべての購買行動はエモーショナルな行為なのです。商品・サービスを買うことが目的ではなく、満たしたい感情を満たすことこそ目的なのです。

つまり商品・サービスが売り物ではなく、真の売り物とは顧客の感情を満たすことなのです。成功を求めるなら顧客の感情を満たすことで誰よりも熱心であることが基本なのです。

もっとも売り手も感情の生き物ですが、それなら自動販売機のようなセルフサービス店を作る前に、感情をどう扱うかを考えても良さそうですが、そうはいかないようです。

そこで、どうしても整理しておきたいことがあります。利用する人の感じ方が違う原因はたとえば接客力の違いに影響されますが、その違いはどのようにして起こっているのか、次のような階層になるのではないでしょうか。




1)商品・サービス
2)技術・知識
3)考え方・価値観
4)BE(存在のあり方)



この内、他者に見えるのは、1)と2)です。 <技術・知識>だけあっても、ほとんど何も作れないし、サービスすらできません。たとえ作ったにしても人の心に届くものは作れません。つまり売れないものしか作れない。売れたにしても、良いものと何でもいいを使い分ける2極化した賢い生活者の状況に適した判断で便利よく使われるだけです。
売れるけれど利益は出ないという状況に押しやられてしまう。サービスだって同じでマニュアル程度のことしかできないのです。

<技術・知識>を支えているのは、何を美しいと思うか、何を大事にしているか、何を持って善しとするのかという基準となる尺度があってはじめて<技術・知識>は生かされます。つまり<考え方・価値観>があることで、どの方向に何のために力を発揮するのかという道筋が出来るのです。

さらに<考え方・価値観>を動かしている<BE(存在のあり方)>という階層があります。BEとは、BE YOU、BE HAPPY、あるいはビートルズの名曲<LET IT BE>のように、存在を表現する存在動詞のことですが、日本には馴染みが薄い概念のような気がしてなりません。

セリフが魅力のシェイクスピアの作品群ですが、なかでも代表作「ハムレット」の有名なセリフ、"To be, or not to be"の翻訳に窮するのが何よりの証明ではないかと思うのです。「生きるべきか死ぬべきか」というように訳されますが、苦肉の策であって適切とは思えません。それだけ訳が難しいのはふさわしい概念がないからではないでしょうか。自分は「あるがままにか、あるがままではなくか」ということだと解釈しています。そうすると物語との整合性もあるように思います。



<BE(存在のあり方)>とは、どんな風に働いているのか、どんな風に生きているのか、毎日の暮らしで何を信じ、恐れ、喜び、悲しみ、怒り、聴いたり、話しているのか、態度や姿勢のこと。いってみればこれこそが本心です。

見せかけの勤勉に慣れきって、本心で考え行動する習慣が乏しいから、感情の生き物である売り手が、感情をどう扱うかに思いが巡らないのかも知れません。

病のために他界したアップル社の前CEOスティーブ・ジョブズ氏がこれほど注目を浴びるのは<BE(存在のあり方)>によって成し遂げられた商品の魅力、つまり生き様が生んだ類い希な商品群の輝きのせいなのです。ファンは商品に本心を感じ、生き様に共感したからこそ応援し続けたのです。

<考え方・価値観>は言葉で伝えることができますが、<BE(存在のあり方)>については、その道のプロを除けば、ほとんど言葉にすることは困難です。だからと言って<BE(存在のあり方)>がないわけではなく、誰にでも必ずあります。ほとんどの場合、ドキドキする、楽しい、腹がたつというように感情で表すのが精一杯で、アサーティブであることのバックボーンです。BE(存在のあり方)に気がつかない限り溌剌とした人生を過ごすことも、コミュニケーションもできない。自分とのコミュニケーションが不全のまま、他者とコミュニケーションできるはずがないからです。

本心から離れた価値観に基づいた商品やサービスが売れるはずがないのです。いわゆるコンセプトとは、本心から発したものでありたい。たとえば私たちが仕事と呼んでいるのは、この4つの階層全体であり、人はその全体を感じ取っている、つまり仕事シーンでのお客はこの全体と取引しているのです。安いとか、便利だとかいう理由だけが買う場合の原因ではないのです。言い換えれば買ってもらえるというのは、人間力や仕事力を提供している売り手に向けた共感や敬意の表明なのです。

それは恋愛でもなんでも同じで、真に幸福な恋愛に押し上げるか、逃避の場としての恋愛に成り下がるかは、<BE(存在のあり方)>のあり方によるのです。<BE(存在のあり方)>は生きる構えに影響を受けているのは明らかで、適切化のスキルがライフスキルなのです。

ビジネスシーンでのクレームにあるような「どのような教育をしているのか」という質問は、正にそのことを明らかにした言葉ではないでしょうか。その裏には応酬性へのこだわりがある場合が少なくない。応酬性とは、簡単に言うとギブ&テイクのことで、クレームの場合には対価への不満です。

日本古来の武術である柔道や剣道で求めた世界と同じように<技術・知識>を生かすには、それにふさわしい<考え方・価値観>と、その根底である<BE(存在のあり方)>に重きを置いた考えに共通している。LET IT BE、つまり「自分道」を築こうという次第ではないでしょうか?

マーケティングとモチベションに<BE(存在のあり方)>を。

ではBEを探しに街に出かけます。結果はまたご紹介します。

2011年7月20日水曜日

北極で温かく暮らして幸福になる方法。【Part 2】 /長期継続利益を獲得する方法。

北極で温かく暮らして幸福になる方法。【Part 2】
つまり長期継続利益を獲得する方法。

■売っているものは何

エアコンが欲しいと思っている人は、エアコンが欲しいのだろうか?エアコンが欲しい人は、エアコンが欲しいわけではなく快適に過ごせる空間が欲しいのだ。だから売るのは、快適に過ごしたい感情を満たすことだ。物そのものに価値があるのではなく、「誰が何をしたいのか」に価値が潜んでいる。それを発見して適切にコミュニケートしないと売れるものでも売れない。

東日本震災報道でも分るように、ガソリンを求めている人はガソリンが欲しいわけでなく移動手段として車を動かすガソリンを求めている。しかしそれだって本心ではなく、行方不明になった家族を見つけたいが本心だったりする。悲惨な状態を映し出した報道を見ていると、ガソリンを入れたら、任務終了ではないことが分る。

商品を求める本心に触れたときに顧客も売り手も商品以上の価値を感じる。お値段以上の価値とは、本心にそっといたわりを持って触れる以外にはない。世界一企業のひとつIKEA(1943年創業)と「お、ねだん以上。ニトリ」をCMのキャッチコピーにしている「ニトリ」(1967年創業)は競合する。ニトリがIKEAを参考にしたこともあって共に家具屋ではなく「ホームファニシング」と位置づけている。さらに掘り下げると両者は似ても似つかないものだと分る。

IKEAには物を売るだけでない何があり、それを探していると「家族が楽しみながら人生の夢を叶える」という思想に突き当たる。これについて、IKEAのどこを探しても、どこにも説明したものはないが、店舗では具現化されていて、顧客は空気と体験を通して「違う何か」として感じている。つまり外から見えにくい容易に真似の出来ないサービスの存在に気づく。

アメリカでの開店時に生じた失敗を教訓にして現在IKEAは国によってオペレーションの違いがあるが、スウェーデンではIKEAファミリーカードを見せるとガソリンが安く買えるサービスもある。これなど簡単に真似のできるサービスだ。ほとんどはこのような外から見えるサービスに関心をよせるが、見えないサービス力には関心をよせない傾向がある。

■見えるもの、見えないもの、

人間が行っているビジネスは、人間のしていることなので、人間そのものによく似ている。人間には、内側の力と外側の力がある。内側は人間力と呼ばれるものだ。外側の力とは、肩書き、資格、専門スキルなど、他者が評価しやすい力だ。立派な肩書きがあっても、退職すればたたのおじさんというように、外側の力の特長は時と場所で範囲限定的だ。一方、内側の力は他者の目に触れにくい力、評価が難しい力だが、世界中で使えて生涯役にたつ。

ほとんどの人は分りにくい内側の力を評価対象から外してしまう傾向がある。ビジネスに於いても同じ現象がある。販促は外から見える現象だ。しかし販促や日々のオペレーションを実現する力は、短時間では養えず長年の蓄積によるもので、人間の内側の力に似ている。私たちが競争優位のポジションを獲得する上で、決め手となるのは、この内側の力だ。内側の力を具現化するためのツールが、スローガンと間違われやすく、雑に扱われやすい「コンセプト」だ。

■スターバックス

さて、見えないものを束ねて”明確な違い”にしている「コンセプト」の威力を知る実例だ。スターバックスが開業したのは1971年のこと。イチロー選手が在籍するマリナーズの本拠地シアトルで始まった。紆余曲折があり、スターバックスが現在の形になったのは1987年のこと。イタリアで定番のエスプレッソを主体としたドリンク類の歩き飲みを前面に押し出した「シアトルスタイル」を導入したことで、カフェブームが起こり瞬く間に全米に広がった。日本に上陸したのは、約10年遅れて1996年、サザビーとの提携で実現した。サザビーは以前からカフェも展開していて、店舗の運営スタイルからして共感することが多かったはず。

スターバックスのコンセプトは、有名な「第三の部屋」。・・・家庭、会社、に続く第三の部屋の意味は、会社と家庭の間にある自分の時間を過ごす空間ということだ。実際に売っているのはコーヒーだが、本当に売っているのは空間。空間といっても感情を動かす空間でないと価値は低い。コーヒーを売っているという考えではなく、そして顧客もコーヒーを飲みに寄っているという感覚は乏しい。

従来の喫茶店も同じ位置づけであったはずだが、明確ではなく曖昧だった。「店主の部屋」みたいな感じの店が多かったように思う。スターバックスの成功は思い切って”人間の本心”にシフトしたことにある。「第三の部屋」と書いたツールは店内をくまなく探し回っても一切ない。顧客が違う何かとして空気と体験から感じ取るものであって、言葉ではなく、その場、働く人、空間に具現化されている。本心に触れるには触れる作法があるのだ。競争優位に立つ価値ある作法だ。

ウィキヘディアに書き込まれた店舗の特徴を読むと、スターバックスのコンセプト
が具現化されている様子がほぼ伺える。

■スターバックス 店舗の特長

店舗の特長

◎インテリア
ソファ、落ち着いた照明など長居したくなるようなインテリア。特にシンボリックなソファは人気で、どこで売っているのか店に問い合わせる人も多い。

◎通りに面したオープンテラス

◎店内全面禁煙(テラスは喫煙可、但し店舗によっては不可の場合もある)

フレンドリーな接客

積極的に取り入れられているこれらの方針は、欧米ではスターバックス以前にも比較的広く見られたものだが、日本進出のときにも、提携したサザビー(SAZABY) によってほぼそのまま導入された。いずれも、その当時の日本の喫茶店と一線を画した目新しいものであったため、日本ではスターバックスの特徴として挙げられ「おしゃれ」と評価されているが、特別なものではない。特にタリーズコーヒーやシアトルズベストコーヒーなど他のシアトル系コーヒー店や、世界各国で後続した類似のコーヒー店にも共通して見られる。

評価でユニークなのは都会度をはかる基準になっている点だ。インターネット配信番組「イグザンプラー」のコーナー"日本地域査定"で都会度をはかる基準として、該当地域内にスターバックスコーヒーの店舗が何軒あるかを示した"スタバ数"というものが用いられた。沖縄県北谷町には4店舗が出店している。都市部以外での複数店舗は珍しいが、同町には米軍関係施設やアメリカンビレッジがあることが理由だ。

2010年11月現在、日本国内では鳥取県・島根県以外の45都道府県に出店している。

米国の店舗にはAT&Tインターネットサービシスの公衆無線LANアクセスポイント
が設置されており、AT&Tユーザ以外でもWi-Fiが無料で利用出来る。日本でも2009年12月から翌12月の間にNTTブロードバンドプラットフォームと提携し大都市圏の店舗から全国の店舗にアクセスポイントの設置をした。NTT東日本のフレッツ・スポットとNTTドコモのMzone、ソフトバンクWi-Fiスポットの公衆無線LANサービスが利用できるようになった。

また米国では米国アップル社と音楽配信サービスで提携しており、米国の店舗にiPhoneやiPod touchを持ち込むと、自動的にWi-Fiネットワークに接続して、iTunes Music Storeを無料で利用できる。店内で流れている楽曲のチェックや購入ができる“Now Playing”サービスを展開している。

ダイニングエリアのコンセントは、ノートブックパソコンの利用や携帯電話の充電用に開放されている。

このような特長は見た目にも明らかだ。難しいオペレーションがあるわけでもない。それでも圧倒的に競争優位のポジションを獲得し、価格に左右されないオンリーワンの状態を獲得している。

ドトールも業態を変えて追随したが成功とは言い難い状態で、逆にスターバックスに訴訟される始末だ。シアトルズベストコーヒーも撤退に近い状態になり、タリーズコーヒーもいまひとつ。スターバックスを越える店づくりは決して難しいことではないと思えるのに、なぜそうしないのかという疑問が自分のなかから消えなかった。

スターバックスのようにすることはできる。それなのになぜ並び越えるできないのか。そこから見えてくるのは、スターバックスのコンセプトを羅針盤にして揺るがない姿と、その前に立っている合理的な愚か者の姿だ。これがオンリーワンを実現する核心の話だ。

スターバックスがコンセプトを貫くために取っている「肉を斬らせて骨を斬る戦い
方」そのバックボーンにある禅に通じる思想にはさらに驚くしかない。「合理・非合理いかなる結論にもせよ、人がそれに達したものをもって突進すること」を説いた禅の教えをそのまま実行しているように思えるからだ。

スターバックスは、どのようにして「第三の場所」というコンセプトを実現したのか?これに迫ることが競争優位のポジションを獲得した謎を解く鍵だ。実現するには「第三の場所」を実現する要因を見つけて実行するしかない。だから実現の障害になる要因は徹底して排除しない限り実現できない。現実には「あちら立てればこちらが立たず」ということが相次いで起こるはずだ。10人いれば100のコミュニケーションが生じるように、決め手となる要因が増えるほど複雑になり、見落としてしまいがちになり、判断は難しくなる。チームワークを司る強力なリーダーシップがなければ空中分解は必至だ。

実現には「因果関係」を正しく結ぶことがとても重要になる。少しでも阻害要因が入り込んでくると関係性は混乱して台無しになる。「因果関係」を正しく結んだ上で、ひとつひとつの要因を正しく機能させる必要がある。全体をまとめあげなければいけないので、リーダーシップとコンセプトが羅針盤と船長の関係で力を発揮する。迷ったときには「コンセプト」に戻ればいいのだ。そのおかげで航海で進路が見えなくなっても、進むことができる。

ではほぼ5年間毎日顧客として利用した体験を元に「ストーリーとしての競争戦略」の力を借りながら、スターバックスの謎解きを進めよう。ざっと思いつくだけでもこれだけのことが浮かぶ。

【店舗の雰囲気】
なぜ、大きなソファがあるのか ?
なぜ、日本上陸当初、しおりをサービスしたのか?
なぜ、顧客は高くてもいいと思うのか?
なぜ、間接照明なのか?
なぜ、ドトールより店舗面積あたりの席数が少ないのか?

【出店と立地】
なぜ、ドトールのように出店しないのか?
なぜ、高いのか?
なぜ、直営なのか?

【オペレーション形態】
なぜ、待たせて平気なのか?
なぜ、紙のカップを使っているのか?

【スタッフ】
なぜ、スタッフの態度はそうなのか?

【メニュー】
なぜ、マニアックなメニューを前面に出しているのか?
なぜ、食事に力を入れないのか?
なぜ、カスタマイズするのか?

これら「なぜ?」の集積にスターバックスが、競争相手をあきらめさせ、顧客をあ
きらめさせて、オンリーワンの状態に近い競争優位のポジションに立った理由がある。「長期継続利益」を獲得できる状態にした秘密がある。

2011年4月4日月曜日

北極で温かく暮らして幸福になる方法。【Part 1】 / 「ストーリーとしての競争戦略」に学ぶ

ストーリーとしての競争戦略( 楠木 建 (著) / 東洋経済新報社 :2010/4/23)

ストーリーとしての競争戦略」を読んで感じたことを自分なりにまとめてみました。


 さて、私たちが少しでも安定した状況でより多くの収益を獲得するには、どの分野に根を降ろすかと言う問題はとても重要だ。不況産業で努力するよりも、高収益を可能にする分野で努力する方が賢明であることは疑いのない事実だ。つまり、幸福な暮らしをするために、北極で暮らすか、ハワイで暮らすか、場所の選択から始まるのだ。

たとえばプロ野球やサッカーは人気スポーツだが、同じスポーツでも人気のないスポーツで頑張っても得られる利益は少ないものになる。つまりひとりでも観客の多いスポーツでプレイすることがより多くの収入を約束する。イチローや松井が億単位の契約を可能にしているのも、彼らが人気スポーツの分野に身を置いているからだ。しかも国内に留まらず、努力次第で高額な契約が可能な海外でプレーすることで、より多くの収入を獲得していている。東日本の震災に対する義援金でもイチローが1億円も寄付できたのは、それに見合ったスポーツを選んだことが最初の条件になっている。

このように私たちは、なにをするかで得られる利益は違ってくる。儲けが少ないジャンルで努力するより、儲けの多いジャンルで努力するほうが賢明であるとほとんどの人は知っている。

その一方で、歴史が物語るように、世の中の動きは、これまでも、これからも常に利益が出ない方向へ動いていることは明白だ。すべての企業は時代と共に利益は圧縮され、苦戦を強いられ、新陳代謝を繰り返し、結果的に消費者はより便利な暮らしに向かい続けているのだ。かっては花形産業であったものが、いまでは斜陽産業の代表に転落したケースは、いつの時代にも繰り返され、何度も見た光景だ。ハワイだったはずが、いつの間にか北極になったというお話だ。


■一番大事なこと

そこで、常夏のハワイで暮らす方法を考える前に、我々が、気にしているいくつかの重要な「基準」の内、なにを一番重視するのか、整理しておこう。

・利益 
・シェア    
・成長率    
・顧客満足    
・従業員満足    
・社会貢献    
・株価(上場している場合)

まず利益は絶対額こそが重要だ。しかも長期にわたって獲得できる利益を念頭に置くべきだ。それに比べてシェアは業界内の相対的な規模の話なので、決定的な意味はない。規模の変化を観察する成長率も同じだ。共に利益と正比例するので、利益に従属したものだ。

シェアや成長率を気にする経営者がいるとしたら、それは利益と正比例しているか
らに他ならない。トップマネジメントの表現の仕方で、管理者や一般従業員が勘違いすることもあるので注意したい。人によって解釈が変わりやすい顧客満足は実際には利益そのものを意味している。

顧客満足は利益と同義語だからストレートに利益と言えばいいようなものだが、そうはいかない。わざわざ「顧客満足」を重視するのは、「利益」ではなく、「長期継続利益」を意味しているからだ。しかも「顧客満足」は結果だけでなく、プロセスのあり方も内包している。もしそれらを忘れて、あるいは抜きにして「顧客満足がもっとも重要だ」「利益が一番大事だ」と定義するなら、どちらも歪んだ考え方と言わざるを得ない。

従業員満足や社会貢献は「長期継続利益」を可能にしてこそ実現できるもので、従属的なものだ。つまり最も重視する基準は「長期継続利益」だけなのであり、それゆえ>顧客満足が基準になる。

「長期継続利益」に立ちはだかる障害をどのように越えるか、言い変えると「顧客満足の圧倒的な実現」こそが仕事の本体になる。それ以外は本体ではない。

■長期継続利益

「長期継続利益」の障害つまり仕事の本体になるのは以下のことだ。

・業界内部の対抗度
・新規参入者の脅威
・代替品の脅威
・供給者(仕入れ先)の交渉力
・買い手(顧客)の交渉力

これら5つの障害は、どんなビジネスにも生じる。対象が脅威的であるほど「長期継続利益」は困難を強いられる。あらゆるビジネスは、これら5つの障害によって利益が出ない方向へ誘導されてしまう。歴史が語っているが、ほとんどの場合、代替品の登場、新規参入によって、供給者の交渉力、買い手の交渉力が高まった結果、これまでの牙城が崩れるというパターンを繰り返している。

そのプロセスでは、3つのC、自社(Corporation)、顧客(Customer)、競争相手(Competitor)・・・・ビジネスの3つのプレイヤーの内、誰があきらめるかで一応の決着がつく。

■あきらめさせる戦い

つまりビジネスはあきらめさせるゲームだ。このゲームに勝ち抜くためには、5つのサービスの総合力を大いに発揮して、カスタマー(Customer)がここしかない、これしかないと決め、競争相手(Competitor)がここには勝てないと、あきらめれば決着がつく。

良いサービスとはサービスの総合力の結果だが、その内訳は次の5項目がある。
・商品が完全であること
・欲しいものである(がある)
・コストパフォーマンスが高い
・気持ちがいい
・感じがいい

5つのサービスの総合力で、顧客(Customer)は、本能的に、ここよりもっといいところを探そうとするので、競争相手(Competitor)がここには勝てると思い続ける限り、競争から抜け出ることができないまま、利益が減り続けるゲームを終わらせることはできない。終わらせる方法は自らがギブアップするしかない。あきらめない限り終わらない。

このゲームでは、顧客を参画させ、味方につけた「チームワーク」で、障害に立ち向かうことが大仕事になる。業界内部の対抗度、新規参入者の脅威、代替品の脅威、供給者の交渉力、買い手の交渉力に対抗するにはチームワークが重要だが、顧客から力を引き出す方法が「コンセプト」への共感、共有なのだ。

■コンセプトの力

コンセプトというと、スローガンのように受け止める人があるようだが、果たして本当にそれだけのものだろうか?そうだとしたら、誰も言葉に出さなくなるはずだ。問題はスローガンのように受け止めるだけに終わっていることだ。

ビジネスという航海を、人間の本心にシフトする羅針盤の役割をしているのがコンセプトだ。ないと数字の羅列だけになりかねないので、人の心を動かすビジネスが出来なくなる。つまり「長期継続利益」の獲得が困難になり、人が育たないというような問題に悩まされることになる。

顧客の本心を知るためにアンケート調査をすることがあるが、それで顧客の本心を聞き出すことは出来ない。設問にもよるが、それでも本心は出てこない。たとえばアップル社が出したヒット商品”iPad”は顧客の声から生まれていない。顧客が使い方を想像して、生活が変わる予感じた人が続出したのだ。

この現象を見て識者の間でも「日本には優れた技術があるのに、なぜ作れないの
か」と話題になったことがある。技術の問題ではなく、コンセプトを打ち立てられないことが原因なのは明白だ。なぜ、喜ぶのか。なぜ満足するのか、本当に必要としているのは誰か、なぜお金を払うのか、なぜ価値を感じるのか、なぜ不足があるのか、なにが問題なのか、暮らしの背景にある「なぜ」を洗い出すプロセスで大きな間違いを冒してしまうのだ。

コンセプトは、聞いても聞いても聞き出せない本心をあぶりだすための道具だ。人の暮らしの背景にある「なぜ」を洗い出すことで、あぶりだしたものがコンセプトであるべきだ。「誰が」「何を」求めているのか、一貫して追求して逸脱してはいけない。逸脱せずに追求していたら、「物を売っている」という陳腐な発想は出てこない。誰に何を売っているのか、その本当がはっきりと見えて来る。そして顧客の本心にタッチできるようになる。

■誰に何を売っているのか

誰に何を売っているのかという問題は、自分が買うときの心理を考えたら分かることで、どのような商品、サービスも感情のために買っていることは明らかだ。「長期継続利益」を獲得できるポジションにつこうとしたら、感情を満たすように努めなければいけない。コンセプトはその方向性をはっきりと明確にするものだ。これこそが会社の生命線になるものだ。

本心にフォーカスしている者だけが、はっきりと明確な違いを打ち出すことができるので「長期利益」を獲得できるポジションにつける。このポジションにつける者は少ない。利益の圧縮に伴ってどんどん減っていき、いよいよポジションにつけるかという段階になったときには、ほとんどがあきらめてしまった結果、姿を消してしまうからだ。数少ない者になれる。

たとえば一時期、電気街ではどこもパソコンが占領していたが、いまではマンガ本に替わっている所も多い。先に述べたようにパソコンに限らず、すべての商品が同じような運命を辿る。北極化しているパソコン業界も、デル、アップルなど一部のメーカーは前年以上に販売台数を伸ばし、利益も膨らましている。ある者は敗走し、一部の者が勝利する。その違いは、違いがあったことが結果の違いになったのだ。長期継続利益を獲得する面で優ったのは、コンセプトが明確であり、明確さは顧客満足の面で大胆すぎるほど、はっきりした違いを貫き通していたからだ。

大胆すぎるほどというのは、コンセプトの実現のためには顧客の不便も省みていないという点だ。必要な要因を必要な基準に引き上げるために、中途半端な迎合を捨てる。それでも信頼を獲得しているのはコンセプトが顧客に伝わり、顧客がコンセプトを歓迎し、その実現に参画しているからだ。昔から言われる「損して得取れ」「肉を斬らして骨を斬れ(皮を斬らして肉を斬れ、肉を斬らして骨を斬れ、 骨を斬らして命を取れ)」を実践している。

■因果関係

人間関係はその典型だ。幸福な暮らしを実現するのは幸福な何かを手にするわけではなく、いくつかの因果関係の集積の結果だ。個人の暮らしを「幸福」に導く主たる因果要因はいくつかある。仕事、趣味、家族、財産、知性・モラル、時間がそうだ。これらバラバラの課題を串刺しにして、一貫したものにしているのが自分自身のスタイル(行動基準)で、コンセプトと同じ機能を果たしている。

健康で幸福に暮らしたいという目的から逆算して、必要な要因を適正化する目標を設定し、基準に到達させることで、因果要因は点から線になり因果関係ができて、自分が作られる。他者はその全体に感じるものを観て「あの人」と言う。因果要因のひとつがどんなに優れていても、それで全体が語られることはない。

部分さえ良ければというのは、今日さえ幸せであれば良いに通じる。部分のひとつひとつが基準に達していることが、「長期継続する幸福」「長期継続利益」に通じている。北極でもハワイ以上に温かく暮らせる方法とは、競争相手があきらめていなくなった世界のことだ。あきらめることは相手の判断だが、顧客の後押しがあれば判断の機会を与えることは出来る。それはその方法を事例をもとに考える。

IKEAの店舗内レストラン

2011年3月26日土曜日

メンバー制度をTwitterで勝てる仕組みにする

メンバー制度をTwitterで勝てる仕組みにする。なぜTwitterなのか。すっかり定着したTwitterを使って勝てる仕組みに発展させる方法を説明していきましょう。結果はすでに証明済みです。


なぜ、Twitterなのか
    Twitterの登録
時間もないのに、どのようにしてツイートするのか
iPhoneと携帯の使い勝手
パソコン専用サイトを使って使いやすくする
Twitterで気をつけたいこと
    それでもスゴイ!Twitterのパワー
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お気に入りの使い方
    リストの使い方
ダイレクトメッセージ
小売業と一般のビジネスパーソンとの違い
ブログ更新は1日2回が常識、更新はTwitterで知らせる
ブログ用パーツを使ってTwitterとブログの二人三脚


【なぜ、Twitterなのか】

リアルタイムの双方向のコミュニケーションが、Twitter最大の魅力です。3Q.X会員へのサービス向上が目的です。ローコストでロイヤリティを深めるようにします。

もうひとつが、新規ユーザの発掘です。地域名を検索して登録ユーザをフォローしていくことで見込客対象ユーザが発見できます。フォローすることで見込客対象→見込客→新規ユーザへ段階的にステップアップできます。

その他、使い方は、ビジネス・パーソン、個人、企業で使い方はさまざまです。用途に合った使い方は工夫次第です。目的を明確にして使いこなすようにしましょう。

いずれにしろ、後で説明する「RT」「リスト」の扱いと「検索スキル」が大きな役割を果たします。



【Twitterの登録】

登録は市販されているマニュアル本に書いてある手順で登録してください。
 ユーザ名は「メンバー制度名」にしてください。

 アイコンは特長のある記憶に残るものを作成してを使ってください。とても重要です。なぜなら斜め読みが基本だからです。壁紙用画像にも工夫しておきましょう。いろいろ作成できるのでイメージを大事にしてください。

 「メール・アドレス」は、ダイレクトメッセージを受信する際の通知サービスに利用できます。迅速な対応はユーザの安心につながります。誰もが対応できるように受信設定しておくと、休暇の際にも担当者以外でも対応できます。対応したか、していないかは、Bcc設定しておくといいでしょう。

 またユーザが検索しやすいように「専用アドレス」にしておくことをお薦めします。またメンバー制度に加入している会員ユーザに配布するリーフレットにも記載でき、会員からの連絡に対応できます。

 「プロフィール」は、とても重要です。よくプロフィールがないもの、曖昧なものを見かけますが、不安に感じてフォローする人は少ないのは当然です。
文字数が限定されているので、意味のない言葉は省略して、心をつかむ内容をリスト形式でアピールするのが望ましいです。



【時間もないのに、どのようにしてツイートするのか】

誰もが気になる問題でしょう。まずツィートことです。ポジティブな内容をツィートしましょう。すき間時間を使うことがポイントです。
最初のツィートは、「今日からツィッター始めました。」という感じでいいでしょう。次に、「○○○です。今日は朝から混んでいました。いまゆったりしています。落ち着いたサービスができています。」というように、なんでもいいので、ツィートしてみてください。こんな感じではおもしろくないかも知れませんが、まずは恐れず試運転でイメージをつかんでいきます。

試運転をしていると、
・自社を表現するアイコン
・個性がはっきり見えるプロフィール
・いくつかのツィート
が、目に見えるまとまりになり、少しはそれらしく見えてきます。
この段階で、「ツィッター始めましたよ♪」とお知らせを加速しましょう。反応が出てきますので、雰囲気のあるページになってきます。

フォローされたときにお知らせメールを受けるようにしていると、フォローしてくれた人をフォローすると、通知メールで「フォローしました。今後ともよろしくお願いします。」とお知らせします。こちらから積極的にフォローしていくとフォロー返ししてくれる人も増えていきます。

・新しい情報があるとき
・伝えたいことがあるとき
・新しい気づきがあったとき
・困ったなと思うとき
・天候が自分やお客さまに及ぼしている影響

などはツィートするタイミングです。



【iPhoneと携帯、どちらが使いやすい】

PC中心だったTwitterを身近にしたのは、「iPhone」の存在があります。公式アプリが無料で配布されていることもあり、ケータイとiPhoneでは、断然iPhoneなどスマートフォンが使いやすいです。使い方もショップで教えてくれます。しかしケータイでも充分使えますので無理に変える必要はありません。いまある機器を使いこなしましょう。

ハッシュタグは、毎回おなじものを入力することが多くなると思いますが、機器が憶えていてくれるので、全部入力しなくても、数文字入力するだけで自動で入力してくれるようになります。
ハッシュタグの使い方でモチベーションがあがることも少なくありません。

URLは、短縮して入力するサービスがありますので、140文字という文字数制限のあるTwitterでは使えるようにしておくと便利です。



【パソコン専用サイトを使って使いやすくする】

パソコン専用サイトの利点は、公式サイトと比べて使いやすい点です。公式サイトがシンプルな作りになっているので、どまどう人も多いようですが、その点で分りやすくなっています。

ついっぷる
http://z.twipple.jp/unlogin/index.html
ログインすると、登録画面に入ります。必要なことを入力して使ってください。
登録が終わると、「ついっぷる」上に、Twitterの情報が全部転載されます。

Hoot Suite
http://jp.hootsuite.com/home
このサイトの特長は、タイムラインの他に、自分宛のRT、自分の名前の入っている発言、DM、検索メッセージなどが一覧できる点です。見落としやすい情報をキャッチしやすいので、仕事に使うにはおすすめです。無料のサービスと有料のサービスがあるので、選択します。

@HootSuite_JapanというTwitterユーザがいます。このツィートは、御社がツィートする上で参考になりますので、是非お読みください。



【ツィートで気をつけること。】

Twitterには、自分のツィートを削除する機能があります。しかし瞬間に公開されるので、削除しても、すでに多くの方が見た後になります。

なにをツィートしてもいいとはいっても、常識外の発言は問題になることもあります。某タレントの不倫ツィートはマスコミ相手に騒動になったのは記憶に新しいことです。
就職先のことについてネガティブなツィートをしたために、就職が取り消されたこともあります。

お客さまが不愉快な気持ちになるようなツィートは絶対にしないようにしましょう。

あるいは、個人が「一家で今月いっぱいハワイに行きます」とツィートしたために、泥棒に入られたというようなこともあります。

価格のことには触れないことを優先しましょう。競争相手が見ることもあります。真似の出来ないサービス力が浮かんで見えるツィートをしましょう。

ツィートには、いろんなリスクが潜んでいます。油断禁物なのです。社内で充分な認識をした上で、使うようにしてください。



【それでもスゴイ!Twitterのパワー】

リスクがあり、時間もない。それなのにTwitterを使う理由があるのか?不思議に思うかも知れません。

20億人以上の人間が毎日使っていることを、考えてみてください。メリットがないと使いません。Facebookはそれ以上のメリットを持っていますが、使い方がTwitterと比べて少々難解なので、ようやく日本でも急速に伸び始めたばかりです。まだまだTwitterには及びません。まずはTwitterでこなれていきましょう。

Twitterの真価はRTにあると言っても過言ではありません。

自分のフォロワーが100人いたとします。その100人が自分のツィートに共感してくれて、RT(リツィート)してくれたら、その時点で1万人に言葉が届きます。

1万人が全員にRT(リツィート)してくれたら、その時点で100万人に言葉が届きます!
机上の計算で、現実にはそんなことはないにしても、どこまでやれるかは腕次第なのです。これほどインパクトのある告知をしようとしたら、どれだけの手間と時間がかかるでしょう。それがタダでできるのです。ビジネスパーソンが懸命になってフォロワーを集めようとするのも無理のない話です。

RT(リツィート)こそがTwitterのツボなのです。

それには、
・フォロワーを集める
・共感してもらえるツィートをする
この2つは相互依存の関係にあるので、同時進行させたいものです。

では、フォロワーを集めるには、どうしたらいいのでしょうか?

まず、リアルでメンバー制度に加入しているユーザに登録してもらいましょう。メンバー制度に加入しているユーザを特別扱いしたツィートで、共感してもらいましょう。当社のヘビーユーザが心を奮わせるツィートをすれば、その方々がRT(リツィート)してくれます。

そのときに最大の効果が発揮できるように、フォロワーを集めておきましょう。
フォロワーは、ツィートしている内に自然と集まってきますが、それでは時間がかかりすぎます。通販サイトでなくリアルな小売サービス業で、御社が中国地域を中心に営業しているなら、北海道、沖縄の方から、レスポンスはほとんどありません。

しかし、御社が求めるフォロワー予備軍は、検索でピックアップできます。
岡山、広島で検索をかけると見込客予備軍がピックアップされてきます。プロフィールに所在地を記載している人が多いからです。

まず、ピックアップした人のフォロワーになりましょう。そしてフォロー返しを待つのです。どれだけ多くのフォロー返しをもらえるか。レスポンスの高さは、共感してもらえるツィートをすることと、プロフィールの充実にかかっています。

自分をフォローしてもらったら、すぐにダイレクトメールでお礼を伝えましょう。
メリットがあることが透けて見えるツィートをしましょう。

ブログを充実して、ブログに誘導しましょう。いまではいろんな業種で、ツィート、ブログが作れることが入社条件の必須になってきています。放送局を持ったくらいの気持ちが必要です。


【お気に入りの使い方】

自分のスキルを向上するには、まず真似をすることです。
何でも真似したらいいわけではく、良いものを真似します。
そうして自分のセンスとスキルを磨いていきます。共感してもらえるツィートをするには、まず自分が共感できるツィートに触れることです。
それを周囲の人にも読んでもらって、感想を聞くと自分のセンスがどうなのかも分って来ます。

そうして、人の真似をするのではなく、自分らしさを発見していくのです。
タイムラインには、昔の人の名言や、いまの暮らしで感じた誰かの気づき、常時名言が流れています。フォロー、フォロワーが増えるど、ものすごい速度で、どんどん流れ出れていきます。一期一会も危うくなるほどになります。心の琴線に触れたツィートは、☆マークをワンクリックするだけで、お気に入りとして記録され、自分(プロフィール)のタイムラインで見ることができるようになります。

お気に入りは、アカウントを非公開にしていないと、誰でも見ることができるのでその人の趣味や関心ごとを見ることができます。フォローの依頼が来たときには、その人物を知る手がかりとして使えます。


【リストの使い方】

リストはRT(リツィート)と共に、マーケティングに威力を発揮します。

非公開ぬするリストと、公開リストを作ります。公開リストは他の人が利用することもできるので、なにを公開リストにするか、なにを非公開リストにするか、間違わないで設定しましょう。

非公開リストとして、まず思いつくのは、メンバー制度に加入したユーザです。大事なお客さまなので、メンバー制度のリストにまとめることができます。リスト単位でツィートすることができるので、マーケティングに便利です。
また地域別のリストも非公開で作成するリストです。非公開にしておくと、他からは見えないので、強いツールになります。

その他理由があって、メインのタイムラインには乗せない知人や業者などもリストにしておくといいでしょう。
また見逃せない人のツィートもリストに格納しておくと便利です。

自分のリストもそうですが、誰かが作った公開リストをフォローすることもできます。たとえば岡山県人会という公開リストがあれば、その人のページにあるメニューのリストをクリックして、リストをフォローをクリックすればフォローできます。


【ダイレクトメッセージ】

ダイレクトメッセージは、他の人の目に見えないTwitter上で使えるメール機能です。フォローしていただいたお礼をダイレクトに伝えたときに、お困りのことや、ご質問がある場合は、こちらにメールしてくださいと、専用アドレスを紹介しておくと、親近感がわきTwitter上でなく、さらにダイレクトにメール交換することもできるようになります。
先にもいいましたが、Twitterに登録したアドレスは一元管理できるようにしておくと便利だと思います。


【小売業と一般のビジネスパーソンとの違い】

使い方はさまざまですが、一般のビジネスパーソンとの違いは、フォロワーの数を多くすることよりも、きちんとしたつきあいを心がけることをお薦めします。一般のビジネスパーソンの使い方は、新聞の折込のような使い方です。確率は低くても数で勝負して絶対数を確保するやり方が中心です。それはそれでいいのですが、大量に投稿されるツィートがタイムラインをどんどん流れていくのを見ていると、どのようにして読めるのか、不思議に思えてきます。それに反して生活ツールとして使っている主婦の場合なら、数よりも相談や学びを目的に本当のコミュニケーション・ツールとして使う人が多いようです。

御社では、当面、その中間を行くのが適切ではないでしょうか。先に紹介した@HootSuite_JapanというTwitterユーザのツィートは、御社がツィートする上で参考になりますので、是非お読みください


【ブログ更新は1日2回が常識、更新はTwitterで知らせる】

「ブログ更新は暇があったら」という感覚では、誰も真剣に読みません。テレビで人気のあるタレントほど忙しいはずですが、逆にブログ更新は頻繁です。どんな世界でもトップの座を獲得するためには、それにふさわしい努力をしているということです。彼らにはブログ更新は1日2回以上が当たり前なのです。内容は簡単でいいから、頻度をあげること。頻度をあげながら質の向上を図っていきます。更新情報は「ブログ更新しました」でもいいのでTwitterで知らせましょう。

尚、グログ機能を提供している多くのサイトでは「ツイートまとめ」というサービスがあります。登録しておくと、一日の間にツイートした内容をまとめて、自動でブログに掲載するサービスを無料で提供しています。

ブログ、Twitter、実務が因果関係で結ばれていくと、とんでもない力を発揮する可能性があります。別の機会に説明しますが、因果関係はコンセプトを頂点に結ばれていて、結ばれた時にコンセプトが実現されるものである必要があります。

そのとき、長期にわたって競争優位のポジションに立てるか,否かでコンセプトの良し悪しがはっきりします。「コンセプト」というと単なるお題目くらいにしか考えない人が沢山いますが、実はそうではありません。

競争はあきらめた者が負けます。あきらめるには、真似したくないか、真似できないと思わせればいいのです。コンセプトは真似したくないと思わせるか、あるいは真似できないと思わせる方法でなければならないのです。

ブログ、Twitter、も、簡単に真似できますので、これらツールで競争優位のポジションに立てることはありません。

しかし、これらを活用することで心を動かせるなら、動かす力は真似できない、あるいは真似したくないと考えさせる力になり得るのです。

まずは競争力のあるコンセプトの実現を目標にして、細やかなコミュニケーションを実現しながら、新規ユーザを店に誘導する役割を果たすように取り組んでいきましょう。



【ブログ用パーツを使ってTwitterとブログの二人三脚】

Twitterには、ブログからTwitterに飛んで、登録してもらえるように、ブログにTwitterのパーツを貼り付けましょう。

そもそも、Twitterからブログへ誘導するのが当初の目的のひとつであるはずですが、相互依存の関係にあるので両方を活性化していくためにも、ブログからTwitterに飛んで、登録してもらうのもフォロワーを増やす対策です。先にも説明したように、自分のフォロワーが100人いれば100万人に発展することもあるのですから、その重さを忘れずにフォロワーを作っていくことを、放送局を持った覚悟で取り組んでいくことが大切なのです。

2011年3月23日水曜日

長期継続利益

 史上空前の大災害が発生するなど、変化が激しい時代なので、少し整理したいと思います。当たり前のことを再定義していくことから始めます。

一般に企業活動は、利益の追求をしているものですが、実際には考え方の違いがあります。

どの程度の期間を分母において、どの程度の利益を、どのように利益をあげるのか、このように重要な課題を並べるのは簡単ですが、それぞれ随分考え方が違うものです。

たまたまの幸運を除けば、その違いの根拠が明暗を分けます。結果オーライを良しせずに、計画性を持って切り開いていこうとする者にとっては、まず最初に決定すべき重要な課題です。

なかでも、長期計画、中期計画、短期計画というように、期間の認識は経営のありようを全く変えてしまいます。長期計画は短期計画の倍数のように考える方がいますが、仮に結果的にはそうであっても、その意味の本質は違います。成長率をひとつのバロメータにするように、長期計画は成長性を含んでいます。

しかし、よりもっと大きなトレンドで考えてみると、世の仲の動きは、企業活動の思いに反して、利益は乏しくなる方向に進んでいます。時間の経過と共に障壁が増えていく、強くなっていくからです。

学校を出たときには成長産業だった就職先が、定年を迎える頃には赤字産業に変わっていたという話は巷に溢れています。たとえば一時期、電気街ではどこもパソコンが占領していましたが、いまではマンガ本に替わっているありさまです。なぜ、そうなったのか、少し考えていただくと分かることですが、パソコンに限らず、すべての商品が同じような運命を辿ります。

しかし、パソコンが全くダメになったわけではなく、いまも売れ続けています。デル、アップルなど一部のメーカーは前年以上に販売台数を伸ばし、利益も膨らましています。

ある者は敗走し、一部の者が勝利する。その違いの正体は何か?
長期に継続する利益を獲得する術で優っていたのです。



「長期継続利益」それは運ではなく、計画の違いです。