2011年11月17日木曜日

幸福生産性

震災支援、国王の追放、ニューヨークのデモ・・・・いま世界の流通市場を理解する最大のキーは、地球、宇宙、それに気が付いたパーソナルな個人たち。

個人そのものを主人公に、すべてがつながっていることを意識し、気軽な絆で再編する世界。パーソナル・パラダイムが大いなる新しい未来を形成する中心になるつつある。

初めて、個人が主人公になる時代のはじまりだ、社会・自然・地球というものを生かし合う関係の中で昨日と違う明日を創造していく時代。この時代の中で、我々は新しい視点に立ってビジネスに積極的に取り組まないといけない。

なぜなら個人を主人公にするよることに視点を変えたビジネスこそ、人を幸福にする方法だからだ。それはお客さま第一主義ではない、働く個人も含まれている>個人が主人公のビジネスだ。本来は行政、国にまで及ぶものであるべきだが、こっち方はもうあてにはできない。

「お客様を大事にしよう」という掛け声は、何回も繰り返され、多くの企業の社是になり、営業指針になり感動サービスが登場したが、その陰で個人が不幸を背負い、買い手はマニュアル化されたそのようなものしか手に入れられなかったのはなぜか?
そこに「個人」は疎外されていたからだ。本当は、買い手も働き手「個人が幸福」でなければならない。

個人が幸福であれば、その幸福はチーム力になる。チーム力がチームワークに他ならない。そのつながりは絆と言い換えることができる。この個人を支援するために再編されていくキーが「幸福生産性」の追求だ。Beプロジェクトと名づけたそれは、何をするかではなく、どうあるべきかを追求する。

人としてどうありうべきかは、働き方としてどうあるべきか、売り方としてどうあるべきか、買い方としてどうあるべきかと問い直し、もっとも幸福であるためにどうあるべきかで作り直す。すべての判断基準が「どうあるべきか?」しかない。「それは幸福な人の姿なのか?」で問い直し価値を創造する。「個人の幸福」を最大の軸にした働き方の見直しであり、Beプロジェクトとは、そこをどう支援していくかというチャレンジであり、技術化、システム化である。夢のような話だが、夢であり、夢で終わらせてはいけない話だ。